梅雨明け間近に思ったこと

関東地方はそろそろ梅雨明けが近い時期だと思いますが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか?

ちょうど昨日ちょっとした仕事上の手紙を書く機会があったのですが、いわゆる時候のあいさつをなんと書こうか迷ってしまいました。

梅雨明けしていれば、「猛暑の候」とか「暑さ厳しき折」などかと思いましたが、まだ梅雨明けの発表は無いし。。。

梅雨という言葉が入ると、なんとなくしとしとと肌寒い雨続きの毎日を表す言葉になってしまいます。

でも今年の関東では雨が降るといえば先日の台風やゲリラ豪雨などのとてつもない大雨だったりしますし。

迷った末に「向暑の候」としたのですが、東京は昨夜は熱帯夜だったというのに、「夏に向かっている…」って?!

いやいや、すっかり真夏の気候ですよね

それとは別に、高校生の息子から

「ウチの学校で熱中症で亡くなった生徒がいたんだって。 って言っても20年くらい前の話らしいけど、20年前って熱中症で亡くなる人って少なかったかもしれないね…。」

という話を聞いたのですが、そう、夏の暑さで亡くなる方が出るなんて、20~30年前には今よりもっと珍しい事故だった印象があります。

前述の時候の挨拶ですが、日本の四季を表す美しい言い回しが数多く残っています。

「降雪の候」 「梅鶯の候」 「桜花の候」 「風薫る~」 「入梅の候」 「炎暑のみぎり」 「爽秋の候」 「向寒の候」 「歳晩の候」等等々…

こういった美しい言葉が似合う、美しい四季が無くなりませんようにふと願った昨日の出来事でした。